この記事に関連するツール
ブラウザ上ですぐに試せます。記事の内容を確認しながら使うと、作業の流れをつかみやすくなります。
Claude Code、Cursor、GitHub Copilot、Windsurf、Gemini CLI ― AIコーディングツールが増えるほど悩ましいのが「プロジェクトのルールをどのファイルに書くか」問題です。AI Rulesジェネレーター は、フォーム1回の入力で主要ツール6種類分のルールファイルを一括生成するブラウザ完結型のツールです。

ツールごとにルールファイルがバラバラ問題
AIコーディングツールは、それぞれ別のファイルからプロジェクトの規約を読み込みます。
| ツール | 読み込むファイル |
|---|---|
| OpenAI Codex / Google Jules ほか | AGENTS.md |
| Claude Code | CLAUDE.md |
| Cursor | .cursor/rules/*.mdc |
| GitHub Copilot | .github/copilot-instructions.md |
| Windsurf | .windsurfrules |
| Gemini CLI | GEMINI.md |
チームのメンバーごとに使うツールが違うと、同じ内容のルールを複数ファイルにコピペして回ることになります。そして数週間後には「CLAUDE.md だけ更新されていて Cursor のルールが古いまま」という定番の事故が起きます。
AGENTS.md を「正」とする設計
この問題への現実的な答えが、1つの正(Single Source of Truth)から各ツール向けファイルを派生させることです。
正として使うのに適しているのが AGENTS.md です。AIコーディングエージェント向けにプロジェクトを説明するためのオープンな標準ファイルで、「AIエージェント版のREADME」として OpenAI Codex や Google Jules をはじめ多くのツールが対応を進めています。
本ツールもこの設計に従っています。フォームの入力から、まず AGENTS.md を組み立て、他の5ファイルはそこから派生させます。CLAUDE.md・copilot-instructions.md・.windsurfrules・GEMINI.md は本文をそのまま共有し、Cursor 用の .mdc だけは先頭に MDC 形式のフロントマター(description と alwaysApply: true)を付与します。内容は常に全ファイルで一致するため、コピペずれが構造的に起きません。
使い方
- AI Rulesジェネレーター を開き、フォームに入力します。
- プロジェクト名・概要 ― AIが最初に読む前提情報
- 技術スタック ― カンマまたは改行区切り(例:
TypeScript, React, Vite) - コマンド ― 開発サーバー・ビルド・テスト・リントの実行コマンド
- コーディング規約 / 禁止事項 ― 1行に1項目で箇条書き
- ディレクトリ構成・補足 ― 必要に応じて(空欄のセクションは出力から自動で省かれます)
- 出力言語(英語 / 日本語)を選び、「ルールファイルを生成」を押します。
- 6ファイルがタブで表示されるので、個別にコピーするか、「ZIPで一括ダウンロード」で保存します。ZIPには
.cursor/rules/や.github/のディレクトリ構成も含まれるため、リポジトリのルートに展開するだけで配置が完了します。
生成はすべてブラウザ内のJavaScriptで完結し、入力したプロジェクト情報がサーバーへ送信されることはありません。
ルールファイルに何を書くべきか
AIエージェントの提案精度を上げるうえで効果が大きいのは、次のような「コードから読み取りにくい知識」です。
- 検証コマンド ― テスト・リント・ビルドの実行方法。AIが自分で変更を検証できるようになります
- プロジェクト固有の規約 ― 「関数コンポーネントのみ」「日付処理は dayjs に統一」など、既存コードの流儀
- 禁止事項 ― 「any を使わない」「自動生成ファイルを編集しない」「.env をコミットしない」など、やってほしくないことの明文化
逆に、コードを読めばわかる情報(ファイル一覧や関数の説明など)を長々と書く必要はありません。ルールが長すぎると重要な指示が埋もれるため、まずは上の3種類を簡潔にまとめるのがおすすめです。
運用のヒント
- 生成結果は雛形として扱う ― チームでレビューし、実態に合わせて加筆・修正してください
- 既存ファイルがある場合は差分マージ ― すでに CLAUDE.md などを運用している場合、上書きせず差分を確認してから統合します
- 機密情報は書かない ― ルールファイルはリポジトリにコミットされます。APIキーや内部URLは書かないでください
- 更新はまた本ツールで ― ルール変更時にフォームへ入力し直して再生成すれば、6ファイルの同期が保たれます
まとめ
- AIコーディングツールはそれぞれ別のルールファイルを読むため、手動管理ではコピペずれが起きやすい
- AGENTS.md を正として派生生成すれば、ツール間でルールが常に一致する
- 書くべきは「検証コマンド・プロジェクト固有規約・禁止事項」というコードから読み取りにくい知識
複数のAIツールを併用しているなら、AI Rulesジェネレーター でルールファイル一式を揃えるところから始めてみてください。